■会員増強推進記念シンポジウム / 明治大学駿河台キャンパス(2023.10.14)


〈テーマ〉
 非営利組織におけるガバナンスの在り方と将来展望
 ―先行する株式会社(営利企業)におけるガバナンス議論から学ぶべきこと―



【開催の趣旨】

 2015年に東京証券取引所が策定した上場会社向けの「コーポレートガバナンス・コード」については、その後2回の改訂を経て、上場会社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上のために大きな影響を与えてきています。しかし、一方で、著名企業においても、企業価値を大きく毀損させるような不祥事が続発しており、実効性の高いガバナンスが機能していないことも発覚しています。強靭な組織ガバナンスを構築するためには、組織の責任者が本気度をもって改革と見直しを継続する姿勢を組織内に示すことが極めて重要だといえます。
 本シンポジウムでは、非営利組織におけるガバナンスの在り方と将来展望に関して、先行する株式会社におけるガバナンス上の教訓と課題、さらには、蓄積されてきた知見から学ぶべきことについて取り上げることといたします。
 組織におけるガバナンスの番人ともいえる、監査役等、監事、さらには社外役員をはじめ、組織内の幹部および管理者の方達にとっての、ガバナンス上の役割と課題について、ダイバーシティの視点から多面的な議論を行う予定です。本シンポジウムを契機に、より多くの方達がガバナンスに関心を抱いてもらえることを期待しています。


◆プログラム

第一部 特別講演(16:30-17:30)
 「社外取締役の経験から見た企業ガバナンスの現状と課題」
 岩田喜美枝 氏(元厚生労働省雇用均等・児童家庭局長、複数の社外取締役)

第二部 パネル討論(14:00-16:10)
 「非営利組織におけるガバナンスの在り方と将来展望
 ―先行する株式会社(営利企業)におけるガバナンス議論から学ぶべきこと―」
○パネリスト(順不同) ※いずれも複数の社外取締役を務める
 幸田真音(小説家)
 栗原美津枝(渇ソ値総合研究所代表取締役会長)
 大川順子(日本航空株式会社・元取締役副社長)
 赤松育子(公認会計士、公認不正検査士)
○コーディネータ
 磯山 友幸(千葉商科大学教授、ジャーナリスト)

懇親会(18:00-19:30)

※当日の都合により、第一部と第二部の時間を入れ替えて行いました